単4電池2本仕様の防犯ブザー
防犯ブザーのストック(部品取り用)にこんなのがありました。
「MADE IN CHINA」ですが「東芝」製。
型番「DB-120」。
「ボディーガード」なんて、ちょいといかしたロゴがプリントされています。
多くの防犯ブザーが小型化のためにボタン電池を採用してます。
でもこれは単4電池2本で動作。
電池交換はビスを回してフタを開けるというわけなんですが、
ちゃんと埋め込みナットが使われています。
これだけで高級品。
基板がそのまま残っていました。
(昇圧コイルは取り外していますが)
74HCU04を使った2ゲート発振回路が二組。
警報音用の3kHz発振回路とピヨピヨ音発生用の3Hz発振回路の二つです。
純アナログ発振回路です。
せっかくですんで回路展開。
(クリックで拡大↓)
この回路を見て「アレレ?」なところを発見。
出力段のNPNトランジスタ、エミッタとコレクタのつなぎが逆じゃないかと…
何度も見直しましたよ。
このつなぎでも、(+)電源と出力間に負荷(スピーカー)をつなぐとちゃんと
音は出るんです。
海外製Trの足は「EBC」の順。
ひっくり返せば「CBE」。
ベースの位置は変わらずでドライブはできます。
トランジスタのエミッタとコレクタを入れ替えてつないでも動作するんですよね〜。
このせいで動いているみたいです。
実装ミス(逆付け)なのか、あえてこうしてあるのか?
何なんでしょうかねぇ。
※関連
・100均屋さんの電子小物
・導通チェッカーの音を大きくしたい
・使い方の問題なんだけど… …おもちゃ病院のスピーカーテスター
・百均防犯ブザーはデジタル処理?
・百均防犯ブザーはデジタル処理
・百均防犯ブザー応用スピーカーチェッカー
★東成おもちゃ病院・まとめ
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2013年4月10日 10時37分
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中華製品の怪。
私の場合は、クリスマスのイルミネーションか、ラジオだったかでした。
トランジスタのB-E間、逆電圧を加えると6Vくらいでブレークダウンしますよ。
この回路ではコレクタがGNDでエミッタが出力。
ベースがHでオン、Lでオフ。
エミッタには昇圧コイルがつながり、オフの瞬間に高い電圧のサージパルスが出ます。
このサージパルス、エミッタから見れば逆電圧。
ブレークダウンすることを期待して、サージ吸収を行っているのかと…
どうなんでしょね。