接触不良だった松下のJC2aリレー
修理:PHONIC XP1000アンプで接触不良をおこして
いた松下のJC2aリレー。
まず、接点の接触抵抗を見てみました。
2回路ありますんで、独立して見ます。
使用ツールはこれ。
・トランジスタ技術2005年9月号:10mA定電流回路。
接点に10mA流してそこでのドロップ電圧を四端子法で
測ります。
1mVのドロップなら0.1Ωという具合です。
全部で4つの接点。
何度かオン・オフして変化を見ます。
・1-1 10mΩ〜15mΩ
・1-2 20mΩ〜25mΩ
このリレーは安定していました。
・2-1 40mΩ〜150mΩ 変動大
・2-2 0.3Ω〜4.0Ω 〃 (単位が違う)
こいつがアウト。
オンオフを繰り返すたびに、値が変わります。
アンプの回路、接点は並列になっていたわけなんですが、
接点の並列で電流容量を増やすという考え、根本的解決
にはなってないということなんでしょうね。
右側の黄色いのは、電源コネクタを固着させていた接着剤。
これから腑分けしてみます。
リレーのケースは接着されてませんでした。
カバー部をこじると外れて、コイル+接点が見えます。
ひどい汚れじゃ腐食じゃありません。
接点間を閉じて間に「紙」を滑らせると接触状態が
回復しました。 10mΩ未満で安定します。
※接点部の拡大
★さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について:アクト電子
|
2016年3月28日 08時54分
|
記事へ |
コメント(1) |
トラックバック(0) |
|
・修理 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/4401/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
ホコリとか不純物の話?
ビックリですね!!!