Caplio GX100のホワイトバランス#7
リコーCaplio GX100の自動ホワイトバランスあれこれの続きです。
※前記事 ←この内容を先に見ておいてください。
・Caplio GX100のホワイトバランス#5
・Caplio GX100のホワイトバランス#6
今日やった実験は、「天井からぶらさがった白色蛍光灯」+「電球形蛍光ランプ」。
机の横に取り付けたZライトに「電球形蛍光ランプ」を取り付けました。
蛍光ランプの明るさは調節できないので(スライダックでも電子調光器でもダメ)
ランプ前面に金属板(お菓子の入れ物のフタ)を持ってきて、その位置を変えることで
ランプの光度を変えました。
電球型蛍光ランプは東芝製ネオボール。
三波長形昼光色。
写しているのは白色紙に真っ黒の色紙を載せたもの。
自動ホワイトバランスが成功すれば白色が「灰色」に写ります。
もう一つの試み。
自動ホワイトバランスだけでなくホワイトバランスを「晴天」モードにして
撮ってみました。
下の写真、2列ある写真の左側が「自動ホワイトバランス」モードで撮ったもの。
右が同じ状態を「晴天」モードにして撮ったものです。
その違いをご覧ください。
<1> まずは天井からの白色蛍光灯だけ。
左がAWB、右が晴天モード。
AWBが失敗していて灰色になっていません。
<2> 次に白色蛍光灯+電球形蛍光ランプ(遮光しないで照明)
天井からのランプはやや左上方より、蛍光ランプは右下上方から照らしています。
三脚の影もありますので、若干ムラが出ています。
この状態ではAWB(左側)は失敗していません。
きちんと「灰色」になっています。
右が「晴天」で固定。
<1>と比べるとどれだけ元の色が変化したかわかるでしょう。
<3> 次に、電球形蛍光ランプを金属板で遮光しながら明るさを変えてみました。
最初(上の写真)は全遮光。
徐々に光りが強くなるように変えています。
下に行くほど蛍光ランプの光が明るくなります。
いかがでしょう。
左側のAWB撮影、天井の白色蛍光灯が勝っている上から2枚が失敗。
蛍光ランプの光が明るくなる3枚目から下になるとAWBが正常に働きだして、「灰色」に
なっています。
右側の「晴天」モードでの変化を見ると、どのくらいの色でAWBが失敗しているか
わかると思います。
先日の実験は「電球色→白色蛍光灯」でした。
クリチカルにAWBがこけました。
今回は「白色蛍光灯→昼光色」。
その変化点はやはり相当シビアです。
先日の図↓(クリックで拡大)
で示したように、暖色側も寒色側も白色蛍光灯の色温度を中心にAWBがスカタン
する領域が存在することが明らかになりました。
たまたまガレージ天井の蛍光灯にドンピシャだったのです。
ガレージで起こった異常現象、きっちり再現できました。
さて、どんなスカタンが原因で今回の異常が生じていたのか、可能なら教えても
らいたいものです。
その前に対策をお願いしますね。
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2007年9月13日 21時28分
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