「子供の科学」の回路図記号
理系・技術系月刊誌の原点、「子供の科学」で、どんな
回路図記号が使われているのか見るために、図書館から
8月号を借りてきました。
「LEDでロボット工作」というページから。
マルチバイブレータを使ったLEDの点滅回路がこれ。
やっぱし違和感。
・長方形の抵抗
・斜線なしの電解コンデンサ
・線画のLED
現JISのOP-AMPやロジック・ゲートを、こんな調子で子供
への記事で紹介するのはいかがなもんでしょうね。
OP-AMPやゲートICを使った子供の科学の記事を探さな
くっちゃ。
・JISのOP-AMP
・ANDゲート 旧来のとJIS
・インバータ 旧来のとJIS
「1」が入力正論理ということなんだそうですが、
「負論理入力AND = 正論理入力のOR」を直感的に
表現する方法ってあるのかな?
また、「三角」で負論理出力を記した場合、各入力ごと
のわかりやすり正負論理を示す記号って無さそう。
「丸」だとなんとかなりそうです。
しかし、ORやXORの表現が直感的にわからないわ。
こんな回路図はぜったいにイヤ!
※関連
・トラ技の作図能力が落ちている
・1982年の手書き回路図
・回路図での交差信号の描き方
※追記
・「電子工作」のキホン
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2015年9月28日 12時54分
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・電子回路工作 /
・本 |
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回路図は昔から使われている記号のように「目で見て部品の仕様が直感的にわかる図」でないと意味が無いです。
又、余分な線が残ったLEDや斜線が入っていない電解コンは「作図業者の手抜き」としか思えません。
特定国の規格に似せないよう決めた無理やり感があります、そのわりにコイルが似ているのは?ですし。
論理回路製品はオリジナルがUSAの会社でANSIかMIL表記でデーターシートが書かれているので違和感ありすぎです。
本題からはずれますが「LED点滅基板」の回路でコレクタ抵抗(電流制限抵抗)の値が小さすぎるような気がするのですが
20mA定格なら特に緑LEDには交互点灯でもきついのではないでしょうか。
「違和感」といえば、電源4.5Vなのに乾電池二個分の記号というのも気になります。
子供向け記事なら、6V程度までは乾電池の数に対応した電池記号を書いてもらいたいと思います。
子供の科学のラジオ:
昔の回路図表記のほうがゼッタイにイイわ。
いつからこの新JIS記号になったんでしょうね。
10冊ばかりの「子科」を調べてみました。
・ゲートICやOPアンプを使った記事は見つからず。
・見つけたのは「555」と「4017」で、これは普通に
四角で描かれていた。
次は子供用書架での工作関連書籍。
・LEDを使った電子回路工作はあったけど、複雑なのは
見つからず。
・電池にモータを組み合わせた、動きのある工作物が主。
学校での理科や技術の「教科書」はどうなんでしょ?
キライです。
それに「プッシュスイッチ」でイライラして、スライドスイッチや
ロータリースイッチの表記は、ワケワカメ・・・。
これ↓の57ページ
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2007/05/furoku/p047-065.pdf
http://www.newcom07.jp/eparts/pdf/JIS_C_0617_sym_list.pdf
ハイパスは下の波線にバッテンじゃないでしょうか。
本当に最近のトラ技は回路図間違いや誤植(誤変換)が残ったままの校正漏れが目立ちます。
2011年4月号付録の「回路図の描き方」では、ハイパスのところ、
直っています。
しかし、「〜」を使った表現より、「傾斜線」を使っての
「/ ̄」「 ̄\」「/ ̄\」 「\_/」
という表現のほうが、スペクトルを見てるようで直感的かと。