うそつきACアダプタ、原因はお前か!
あれこれ話題が広がったうそつきACアダプタ、その真の原因を探ろうと
解体してみました。
外装樹脂をリュータでギュイ〜ン。 ぱかっ。
ぱっと見、まっとうなスイッチング電源です。
AC入力側にコモンモード・フィルタも入ってるし。
基板ハンダ面側↓
しかし、違和感のある部品が…
何? このサビは!?
ハダカのままで通電してみると、二次側の基準電圧(一般
的なTL431)や出力電圧分圧用の抵抗はOK。
けど、このフォトカプラが働いていないのでフィードバック
されていないことが判明。
これをシャープ製フォトカプラに交換したら、ちゃんと
5Vが出てきました。
交換後の出力特性の調査は、また今度。
定格シールの貼り間違いじゃなく、部品の不良が原因
でした。
しかし、なぜフォトカプラの足が錆びた?
他のパーツは大丈夫なのに…
※修理後のミクタブACアダプタの特性
(クリックで拡大↓)
出力電圧は若干高め。 5.25Vくらい。
負荷電流が定格の2.0Aを超えると出力リップル電圧が増加。
2.4A超で出力電圧がドロップしはじめ、3.0A直前までがんばる。
アダプタとしての効率はあまりよくない。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月6日 13時45分
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過電圧検出なんて回路は当然ないでしょうから、こうなってしまうのでしょう。
それにしても、リードに錆が発生していたとは。
それも何故フォトカプラだけ?(リードメッキ時の酸が残っていたとか?)
リードと樹脂の密着が悪く、その隙間から水分がフォトカプラ内部に浸入?なんていう現象が起こっているのかも。
http://ednjapan.com/edn/articles/1304/15/news006.html
入っています。
その樹脂が適切でなく、「毒気を出す」ようなものが混ざっ
ていた、という推測はいかがでしょうか?
今回のとはちょっと違いますが、こんなことも…
・シールド網線が劣化
・100Vのプラグが…
・自滅…防塵パッキンがぁ
・自滅…A7PSデジタルスイッチ