A-DコンバータのVref値が精度に影響を、どんな具合か確認
してみました。
とりあえずLTC1864。
こんな回路を作ってみました。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160212173448690.png)
2つの12bit D/Aコンバータで、A/DのVref電圧と
Vin電圧を発生させます。
Vrefを可変しながらVinを変え、その時のA/D値
がどうなるかを調べました。
VrefとVinとも256ステップで可変して得られたデータを
グラフ化したのがこれ。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160212173721439.png)
A/Dは16bit分解能ですので、D/Aより分解能が4bit分大
きくなっています。
Vrefが2Vより下がると(Vref設定値として2048)、
A/D値にマイナスの誤差が生じる様子が浮かんで
きました。
しかし、12bitのA/Dコンバータ、MCP3201(マイクロ)チップ)
だと、こんな具合にVref電圧の影響があまりありません。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160212174921620.png)
入力電圧が大きくなると値が少し小さくなるという
ゲイン誤差は見られるのですが、Vrefで値が振られ
るということはありません。
う〜む。 です。
※追記 LTC1286を試す。
リニアテクノロジーの12bit A/Dコンバータです。
これは、Vrefが下がるとマイナスじゃなくプラスのほうへ
の誤差が出てきます。
こんな具合 (クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160213113143117.png)
このグラフ、Vin電圧を256ステップで可変してるわけ
なんですが、1024、1280、2304、2560のポイントだけ
誤差が膨れていません。
ちょいと違和感を感じたんでVin電圧の可変ステップを
100にしたのがこのグラフです。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160213113409001.png)
12ビットのうち、特定のビットだけが立つようなデータ
だと、Vrefによる影響が変わるような感じです。
100ステップにすると、Vrefが1.5Vより小さくなると
正しく変換してくれないようすが見えてきます。
※データシートでは1.5V〜Vccと記されています。
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2016年2月12日 17時32分
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2016年2月10日 10時37分
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・息子はトラックボール使い#2
・はじめての無線マウス
に絡んで…
「裏側」を見てみると、
![](../../img/img_box/img20160210084559994.jpg)
めくれそうなポッチリ(滑りやすくなっている)が3か所
見えています。
スイッチの調子が悪くなった時点で、これをひっぺがす
つもり。
中からビス頭が見えればラッキーということで。
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2016年2月10日 08時43分
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長男(JJ3ENT)はトラックボール使い。
昨日、「調子が悪い」と私にhelp。
2010年11月24日に新調したものです。
この時に修理したのを保管してあったので、ただちに入れ替え
完了。
で、調子の悪くなった2010年のを仕事場に持ち込みました。
![](../../img/img_box/img20160208104531016.jpg)
さっそく解体。
まぁ。メンテもしていませんのでホコリだらけ。
![](../../img/img_box/img20160208104604177.jpg)
スイッチを外して新品に交換。
(以前買ったのが残っていた)
![](../../img/img_box/img20160208104658178.jpg)
オムロン製ですがmade in china。
接点(可動部)の様子(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160208104749231.jpg)
どれだけクリックするとこんなに減るのでしょうね。
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2016年2月8日 10時42分
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16bit A-Dコンバータ、リニアテクノロジーLTC1864で、ちょいと困った
現象に遭遇しています。
データシートに記載されているので、間違いではないわけで
すが、
「う〜む」なんです。
まず、これ。
Vref:基準電圧値の電圧範囲が記されています。
横長です (クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160205085230300.png)
最小値が1Vで最大がICの電源電圧まで。
これを信じて、たとえばArduinoで使われているAVRマイコン
の内蔵基準電圧1.1Vを使うとします。
あるいは5Vの電源電圧に。
スペック上はOKです。
ところが、変換したA-D値の精度が悪化しちゃうのです。
それがこの2つのグラフで示されています。
![](../../img/img_box/img20160205085538497.png)
![](../../img/img_box/img20160205085601491.png)
基準電圧ICとして一般的な2.5Vや2.048Vでは大丈夫なんですが、
Vref電圧が低くなると、極端に誤差が大きくなります。
4ビット分から5ビット分のエラーが生じます。
こうなると無調整で使うのは無理。
なんのための16bit A-Dかわからなくなっていまいます。
LTC1864と同じピン配置のA-Dコンバータ、分解能が
12bitのを含め、あと3種類手持ちのがありますので、
Vrefを変えた時、どんな挙動になるか、ちょいと調べて
みます。
![](../../img/img_box/img20160205090556390.png)
![](../../img/img_box/img20160205090613042.png)
![](../../img/img_box/img20160205090533123.png)
![](../../img/img_box/img20160205090711506.png)
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2016年2月5日 08時49分
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まだ解決していない出窓の結露。
出窓内がどんな温度でどのくらいの湿度なのか、
温湿度センサーを使って計っています。
![](../../img/img_box/img20160129090003124.jpg)
センサーはI2Cインターフェースの「HDC1000」。
温度と湿度が生データで出てきます。
基板の右奥、サッシに向けて近付けているのがセンサー。
アナログ出力して、「プリンタシールドでチャートレコーダ」で記録しています。
湿度90パーセントを超えたあたりで、ガラスが曇り出します。
I2Cなんで、接続線を長くできないんですが、ガラスに貼ってみようかと。
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2016年1月29日 08時58分
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昨晩、出窓にニューフェースが登場。
(今朝は雨なんで、出窓の内側から撮影)
![](../../img/img_box/img20160129083350620.jpg)
ロープウェイです。
緑色のカゴが左右にいったりきたり。
カーテンのワイヤーを、「索条」にしてテグスで引っ張っています。
![](../../img/img_box/img20160129083401518.jpg)
![](../../img/img_box/img20160129083356162.jpg)
「主塔」は突っ張り棒。
制御回路とモータ。
![](../../img/img_box/img20160129083408635.jpg)
主電源は焦電センサ(出窓前の人を検知)でオン・オフするDC24V 。
モータ+減速機はこれ↓
・不思議な名称「不思議遊星ギア」
こんな回路です。(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20160129083414130.png)
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2016年1月29日 08時34分
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図書館で見つけた本。
・ 大澤直著「続 はんだ付技術なぜなぜ100問」
![](../../img/img_box/img20160125091659184.jpg)
初心者向けの本じゃありません。
フラックスを含め、ハンダ付けのあれこれが紹介されています。
で、読んでいて気になったのが「ハンダ付け」の日本語表記に
ついてのうんちくです。
本のタイトルを見てわかるように、著者さんは「はんだ付」を
選ばれています。
その根拠… かいつまんで
・現在使われている書き方を列挙
はんだ付け、はんだ付、はんだづけ、ハンダ付け、ハンダ付、
ハンダづけ、半田付け、半田付、半田づけ など
・JISでさえ部門で異なっている
溶接部門では「はんだ付」、電気・電子部門では「はんだ付け」
・著者さんの怒りを表明
「このように一つの技術を複数の呼び名で表わされている技術
用語は他に例がありません。」
・著者さんの考え
「付」の後ろに「け」の送り仮名を付けるのは「付け薬」「付け人」
「付け髭」などのように、それに続く語がある場合。
「はんだづけ」は「受付」「日付」…「糊付」などの用法と同じ
なので「はんだ付」と「け」を送らないのが適切。
日本語表記の問題なんですが、どんなもんでしょね。
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2016年1月25日 09時13分
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2016年1月11日 17時33分
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もうずいぶん前の設計で、こんなことがありました。
とあるメーカー製計測器の信号接続に「8ピンのミニDIN」
コネクタが使われています。 (現行品も同じ)
ところが、試作の時、普通に売っている8ピンのミニDIN
コネクタ(基板の乗せるレセプタクル側)を買ってきて
も、このプラグに挿さりません。
微妙に形状が異なるのです。
こんな具合です。
![](../../img/img_box/img20160107112609121.jpg)
右側のハンダしていないのが市販品。
左側のが特殊形状のミニDINコネクタ。
これに測定器からの信号ケーブルが挿さります。
似てるようですが、微妙に違うでしょ。
嫌がらせというのかなんというのか、適合品は特注仕様。
数量100個単位で納期3か月。
この適合品を「売ってくれるだけましやっ」と考えなけ
ればしかたありません。
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2016年1月7日 11時21分
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2016年1月3日 10時50分
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20年前に設計・製作した回路のリピート・オーダーがあ
りました。
複雑な回路じゃなくって、普通のOPアンプ応用回路です。
リピートの数は1セットだけすが、ありがたいことです。
最終納入先は大企業です。
普通なら担当者も変わり、忘れ去られてしまっている
とこなんでしょうが、昔に納めた回路がうまく動いている
ようで、もう一つ追加となったようです。
設計資料のファイルも発掘できたし、年明けに製作します。
ユニバーサル基板に手組みします。
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2015年12月24日 12時05分
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単3電池2本で使うLEDライト、ダイソーのが良さそうだと
記事にしました。
・2015年02月23日 LEDライト
・2015年03月02日 LEDライトのLED輝度
・2015年03月07日 LEDライトのLED輝度変化を調べる
このライトからLEDを取り出し、常時点灯してどのくらい
「劣化」するか調べてみました。
LED劣化実験:ダイソーのUSB LEDライトと同じ方法です。
1つが常時点灯。 もう一つが比較用に1日に2秒だけ点灯
して、変化をチェックできるようにします。
今回は電流を変えてどうなるか試してみました。
最初の実験は「100mA」定電流。
このグラフ↓で、およそ100mAで明るさが飽和しはじめているから。
![](../../img/img_box/img20150307114616441.png)
もう一つが「50mA」。
100mAだと思いのほか早く劣化したので、やり直しました。
使ったLEDは3つ。
比較用に一つ。
これは100mA、50mAの実験で同じものを使いました。
あと2つが定常的に電流を流しました。
こんな具合になりました。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151221163318748.png)
50mAのほうが明るくなっているのはLEDとフォトタランジスタの
距離の差です。
100mAと同じ距離だと、数値が小さくなったので近づけました(塩ビの筒を短くした)
明るさ(A/D値)は絶対値ではなく、変化を見るための相対値
として考えてください。
・100mA駆動:1カ月ほどで明るさが1/10に
・50mA駆動:100日で明るさ1/3に
100mA-2、50mA-2というのが比較用のLEDです。
フォトダイオードの特性でしょう、1週間周期で温度変化
による変動が出ています。
このLEDに対し、50mAや100mAでの常時点灯は過酷だったようです。
LED内部が焼けたように見えます。
![](../../img/img_box/img20151222174135800.jpg)
左から、比較用、50mA、100mAの順
・比較用LED 異常なし
![](../../img/img_box/img20151221164200674.jpg)
![](../../img/img_box/img20151221164218572.jpg)
・50mA駆動
![](../../img/img_box/img20151221164239636.jpg)
![](../../img/img_box/img20151221164252411.jpg)
・100mA駆動
![](../../img/img_box/img20151221164310209.jpg)
![](../../img/img_box/img20151221164322964.jpg)
点灯した写真は、3つのLEDを直列にして10mA流して撮りました。
目で見てもあきらかに暗くなってます。
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2015年12月21日 16時11分
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2015年12月16日 08時58分
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今日の昼、オシロスオープを持って、ガレージ仲間の藤川君
の工場まで出かけてきました。
ゴム用射出成型機の調子が悪いというhelpです。
押し出し部の位置が読めないという、致命的故障です。
まずは、制御回路側なのかそれとも位置を検出している
ロータリー・エンコーダが悪いのかを見極めなければ
なりませ。
エンコーダの出力パルスを観測すると、こんな波形。
普通に動いているときはキレイな2相パルスが見えるん
ですが、何かがきっかけで、出力が発振したようになって
しまうことがわかりました。
これでは、U/Dカウントできません。
![](../../img/img_box/img20151209171734975.jpg)
![](../../img/img_box/img20151209171809453.jpg)
コンパレータのヒステリシスが不足して、出力が不安定に
なっているような感じです。
A相だけじゃなくB相にも同じような波形が出るんで、何か共通の
原因があるんでしょ。
どうなっているのかと、ダメ元でエンコーダを開けてみました。
(新品購入の手配はしたので)
![](../../img/img_box/img20151209172024822.jpg)
光洋精工製の外形50Φでシャフト径が8Φ。
こんな基板が乗っています。
![](../../img/img_box/img20151209172200605.jpg)
小型の半固定ボリュームが3つ見えています。
これを触ると、発光源の光量が変わるようで、テストポイントに
出る信号振幅が変化します。
しかし、この調整では解決しません。
ベストかなという位置に合わせても、たまに不安定になって
しまうんです。
この基板を外すと、スリットを持つ円板が見えてきます。
![](../../img/img_box/img20151209172514677.jpg)
1回転500パルスのものです。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年12月9日 17時11分
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2015年12月9日 11時03分
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めったに使わない自作ツール。
![](../../img/img_box/img20151208121043072.jpg)
これは2相パルス発生器。
資料を引っ張り出してくると2001年に製作。
トラ技2005年10月号の2相パルス発生器は、ず〜っとパルスを
送り出すものでしたが、これはアナログ入力でUP/DOWN方向
と周波数を変えるという回路になっています。
ボリュームに切り替えれば、その回転で右回り・左回り、
そして回転数が制御できるのです。
2相パルスを出すモータなど位置情報出力信号をシミュレート
できるぞという仕様です。
これのRUN/STOPトグルスイッチ軸がグラグラになってました。
![](../../img/img_box/img20151208121427960.jpg)
![](../../img/img_box/img20151208121441242.jpg)
「ミヤマ」製。
解体して中を見ると…
![](../../img/img_box/img20151208121514867.jpg)
グリスの海になってるんでわかりにくいですが、
レバーの凸部を受けて、接点を動かす小さな樹脂パーツが
破断していました。
凸部の先が入る小さな穴の部分で割れてます。
チカラが加わったというより、経年劣化でしょうな。
これ、2相パルスがRS-422差動信号で出ているんで、この出力の
先にパワートランジスタを付ければ、2相励磁のステップモータ
の駆動実験に使えるんです。
で、緊急修理となりました。
回路図はちょいとまとめてから紹介します。
ざっと描いた回路図。 こんなの(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151208170838150.png)
2相励磁のステップ・モータを回すときはこんな
接続で。
![](../../img/img_box/img20151208170922237.png)
ボリュームを中央にしたら停止。
右あるいは左に回すと回り始めて、回し切ったら最高速。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年12月8日 12時07分
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5日(土)は今年最後の「東成おもちゃ病院」。
14件の患者さんでした。
※「R2D2」のおもちゃがもったいなかった。
制御チップの不良で修理できなかったのが残念。
モータや駆動系は大丈夫なんでラジコン
へ改造すればっと、私見です。
で、おもちゃ病院に持ち込んだ「文鎮? いや、ハンダ付け補助ツールです」
の話。
「1200円」という値を言ったら、「なんでこれが1200円?」
という意見が出ました。
そりゃ、百均屋さんにでもあるような単純なものです。
材料と工具(工作機械+扱える技量)があれば、誰でも作れるでしょう。
しかし、材質はステンレス。
厚みは12mm。
SUS棒材から切り出して端面切削。
そして、貫通穴をあけ、M5のタップ切り。
材料費に加工費。
はてさて、いかがでしょうか。
しかし、これを大量生産した時、いくらになるか、私には
積算できません。
|
2015年12月7日 09時05分
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・おもちゃ病院 |
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文鎮? いや、ハンダ付け補助ツールですの続き。
文鎮=ベース材へのクリップの取り付け、なべ頭のビス
じゃなく、キャップボルトを選びました。(サイズはM5)
![](../../img/img_box/img20151203150025894.jpg)
その理由はこれ。
プラス・ドライバの軸がクリップの穴に入らないのです。
![](../../img/img_box/img20151203150115172.jpg)
このドライバの軸径、約6mm。
そして、穴も約6mm。
ぎりぎりで入りません。
もちろん、同じ先端サイズで軸の細いドライバもあります。
![](../../img/img_box/img20151203150435114.jpg)
↑
これだと余裕で穴を通過
で、細身のドライバとL字型の六角レンチ、どちらが
一般的かと悩んで、キャップボルトを選んだという
次第です。
|
2015年12月3日 14時57分
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文鎮? いや、ハンダ付け補助ツールですの続き。
昔に使っていたハンダ付け用ツールを引っ張り出して
きましたんで紹介しておきます。
L字金具で二つのクリップを直角に付けてあります。
![](../../img/img_box/img20151202133028807.jpg)
これを重量のある工具(これはプライヤ)にはさみこんで
ハンダ付けの補助をしようというものです。
これは、バナナプラグのような垂直ハンダ用ですな。
もうひとつ。
![](../../img/img_box/img20151202133228359.jpg)
磁石を目玉クリップに接着しています。
これを重量のある工具にくっつけて、ハンダ付けを助けます。
![](../../img/img_box/img20151202133341081.jpg)
しかし、磁石は鬼門。
これを工具箱に入れると、鉄の切粉が磁石に付くし、
磁化してほしくない工具などを磁化しちゃうしで不便
なんです。
で、使わなくなりました。
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2015年12月2日 13時28分
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2015年12月2日 10時14分
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EDN JAPANから。
・「標準ロジックが買えなくなる日」、半導体メーカーの動向を探る
本文から:
テキサス・インスツルメンツ(TI)は、「標準ロジッ
クから、絶対に撤退しない」という方針を打ち出して
いる。
「たとえ最後の1社になっても、標準ロジックを製造
し続ける」(TI)という。
ちょっと一安心。
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2015年12月1日 09時08分
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2015年11月30日 08時35分
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文鎮? いや、ハンダ付け補助ツールですプロジェクトの一環で
こんな加工をしてもらいました。
「文鎮」の底面に皿ビスの頭が入る穴を削ってもらったのです。
![](../../img/img_box/img20151129161518492.jpg)
皿ビスを入れて。
![](../../img/img_box/img20151129161539261.jpg)
上面から「高ナット」を。
![](../../img/img_box/img20151129161606230.jpg)
その上にクリップを装着。
![](../../img/img_box/img20151129161628189.jpg)
![](../../img/img_box/img20151129161640382.jpg)
![](../../img/img_box/img20151129161653837.jpg)
ハンダゴテを固定する「台」になるかと考えたんです。
これで、電線の予備ハンダができるんじゃないかと…
でも、やっぱりコテは手で持つほうか良。
電線を固定して、コテとハンダを自由にするほうが、よろしい
ようです。
![](../../img/img_box/img20151129162535241.jpg)
それと、SUS材の皿穴加工、「むちゃめんどい」とのこと。
※追記
「高ナット」じゃなく、例えばテイシンのSBB-5xxを使えば、
皿穴加工は不要ですね。
こんなスペーサ↓
![](../../img/img_box/img20151130083226185.jpg)
![](../../img/img_box/img20151130083241568.png)
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2015年11月29日 16時13分
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ぼこすかハンマーは、圧電発音体を衝撃センサーとして
使い、ハンマーの打ち下ろしを検出しています。
今回、ちょいと相談なのは「足踏み」。
イメージ的には90cm四方の板(コンパネの半分)の上で
する足踏みの回数を検出したいのです。
子供たちならドタバタとした足踏みでしょうが、ご老体
だと、ソロリソロリになってしまいます。
爪先や踵が、板からきちんと離れないなんてこともおきそう
です。
ドタバタなら衝撃センサーが使えそうなんですが、ソロリ
だと、きっと反応しないでしょう。
どうしたもんでしょうね。
衝撃じゃなく体重移動の変化をロードセルで拾うかあたり
かなと思っています。
メカ加工は工夫しなくちゃなりません。
何かアイデア、ありますでしょうか?
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2015年11月26日 17時29分
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・HELP ME!(助けて〜) |
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電池電圧チャッカーとバッテリー放電器で使っている
英国BULGIN社の電池ホルダー、いつもは
デジキーで買っているんですが、今回は
RSで購入。 (RSのほうが安価だった)
![](../../img/img_box/img20151120094422215.jpg)
ひとつひとつプチプチに包まれてやってきました。
電池ホルダーには「BULGIN ENGLAND」と刻まれているん
ですが、この黄色の現品シールに原産国が記されていました。
![](../../img/img_box/img20151120094521079.jpg)
「ほほぅ」のMade In Tunisia。
・Wikipedia:チュニジア
・Google:チュニジア
このBULGIN社の電池ホルダー、電極の材質は「Nickel Silver」。
これを訳して「ニッケル・銀」と書かれている場合がある
んですが、これに「銀」は含まれていません。
この金属、日本では「洋白」呼ばれています。
銅、亜鉛、ニッケルの合金です。
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2015年11月20日 09時38分
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温調のためのPID、その実験中の様子です。
![](../../img/img_box/img20151117090719071.jpg)
右の基板が温調回路。
左の箱がサーミスタを使った温度計。
中央に体温計と棒温度計、そしてサーミスタの電線が
見えています。
保温はダンボール箱。 (板と発泡スチロールで強化)
ヒータはパラにした60Wの電球。
![](../../img/img_box/img20151117090946127.jpg)
体温計を使って35℃〜42℃あたりの精度を見ていると
ころです。
※回路図(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151117091642950.png)
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2015年11月17日 09時06分
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電池の温度を制御したいを発端に、温度制御をごそごそしております。
この記事↑で書いたPID制御の概念図(というかアナログPID)、
その後、こんな具合にしてデジタル制御しています。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151116174435698.png)
変わったのは、微分コンデンサと積分コンデンサの
放電用スイッチ。
制御開始時に値をリセットします。
もう一つが、積分回路の出力飽和規制。
OP-AMPだと電源電圧で飽和するんですが、数値での
制御だと、積極的に飽和させておかないと、差分が
大きいまま制御が続くと(なかなか目標値に行き着
かない時)、大きな値が保持されてしまって、制御が
回復しません。
こんな考え方でプログラムしています。
そうそうもう一つ。
実験回路は「過熱」しかできませんので、制御出力
は正側の値しかつかっていません。
↓
これでSSRのオン・オフサイクルを制御
だもんで、もう一つダイオードを追加です。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151117085221696.png)
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2015年11月16日 17時36分
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2015年11月10日 10時13分
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・本 |
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ハンダ付けするときのお役立ちツール。
こんなのはいかが?
先日のビデオ信号分配回路現地作業で使っていました。
いっしょに作業した仲間から「おっ。 さすが」っと褒めてもらった
小道具です。
いつ作ったのかは、もう忘却のかなた。
![](../../img/img_box/img20151027091618529.jpg)
大き目のクリップを、重さのある塩ビ板の切れ端に取り付けた
だけのもの。
これで、イヤホンプラグやDCプラグ、はたまたいろんな
コネクタをはさみこんで、ハンダします。
手が3本欲しい時の補助ツールです。
クリップの端とベース板の端面を揃えておくと、こんな具合に
立てて作業することもできます。
![](../../img/img_box/img20151027092250826.jpg)
D-SUBコネクタのハンダ付けもラクラク。
![](../../img/img_box/img20151028130237319.jpg)
クリップの内側にあるスプリングは、直線部をグニッっと
曲げて、はさむチカラをちょいと弱くしておきます。
そのままだと、けっこうチカラがありますんで、樹脂製の
コネクタだと、ハンダの熱が加わったときに圧力でへこんじゃう
かもしれません。
※スプリングの曲げ↓
![](../../img/img_box/img20151028175618462.jpg)
元は直線になっている。
ペンチを突っ込んで、ちょいとクニャリ。
ハンダ付けしなくちゃならない現場へはいつもお供しています。
小さいもんですが、あれば便利。 無いと不便かも。
そんなツールです。
※追記
・画像検索:ハンダ付け補助ツール
・文鎮? いや、ハンダ付け補助ツールです
【金属プレート頒布中です】
↓ こんなの
![](../../img/img_box/img20151126153026381.jpg)
・はんだ作業 > ヘルパー よりお手軽で使いやすい!
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2015年10月27日 09時13分
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2015年10月24日 09時09分
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先日、石切ばあちゃん(女房のお母さんね)の携帯電話で
大騒ぎ。(ガラケ〜です)
携帯電話の充電器、そのプラグが携帯電話本体から引き抜
けないというトラブルが発生。
だもんで、ばあちゃんは充電器をぶら下げたまま電話して
るというシュールな状態に。(大笑い)
プラグの抜け防止爪がおかしくなってしまって、携帯電話側
のレセプタクルから外せなくなってしまったのです。
プラグを解体して取り外しました。
※その後、電話ショップへ行って新しい充電器を
残ポイントでゲットしたり、通話料金プランの
変更とか、あれこれ。 でも、ガラケ〜のままです。
プラグ部が壊れた充電器が残ったわけです。
ACアダプタとして使えるかと思い、電圧や電流を調べて
みようと、リード線の被覆をむいてテスターを当てまし
た。
![](../../img/img_box/img20151021090127109.jpg)
ところが電圧が出ません。
ずず〜っと長くむいても同じ。 (クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151021090213360.jpg)
あれれ?っと思い、この長くむいた銅線の右と左を
導通チェックしたら… 導通なし!!
つまり、この細いより線の1本1本が絶縁されているのです。
ポリウレタン線なんでしょう。
ハンダゴテでハンダすると絶縁膜が溶けて導通が出て
電圧も出るようになりました。
こんなより線もあるんですな。
導通抵抗とか耐久性など、性能的にはどうなんでしょうか。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年10月21日 08時52分
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抵抗のカラーコードについて、過去記事にこんなのがありました。
・Mixはキライだ 15kΩと51kΩの抵抗が混ざってしまった
・抵抗一本で 15kのはずなのに
今回は「のほほん」としたお話です。
精度「5%」ということは金色帯。
通常は、第1色を左側にして実装します。
![](../../img/img_box/img20151014162337268.jpg)
「2.2k」だと「赤赤赤」が連続し、
「33k」だと「橙橙橙」が連続します。
この配色、なんとなくうれしい。
たまに間違うのがこれ。
![](../../img/img_box/img20151014162533620.jpg)
200Ω(上)と1kΩ。
きっちり整理されたパーツボックスから取り出したときは
大丈夫なんですが、小分けの部品受け皿で混ぜてしまったり
ジャンク箱から取り出し時に要注意です。
気をつけておかないと、違いを見落としてしまいます。
もうひとつ。
今度は精度「1%」の抵抗。
数値部帯が3本になって、4本目が指数部、第5色帯が精度で「茶」。
![](../../img/img_box/img20151014163046014.jpg)
上が100Ω。
中と下が12kΩ。
精度を示す帯を「右側」にするわけなんですが、これらは
左右を逆にしても同じ配色。
下側の1/8W形状だと、精度帯がちょいと太くなっているだけ。
どっちを右にしてハンダするか、よく見ないとわかりません。
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2015年10月14日 16時19分
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亀ちゃんが買ったスマホ充電用モバイルバッテリ「PB4000CB」。
これの充電具合をプリンターシールドを使ったチャートレコーダーを
使って記録してみました。
ブツはこんなの (解体は亀ちゃんが)
![](../../img/img_box/img20151009145141504.jpg)
型番と定格
![](../../img/img_box/img20151009145205922.jpg)
電池本体のプリント
![](../../img/img_box/img20151009145243487.jpg)
このQRコードを携帯電話のスキャナー機能で読ませると、
「150627 DF13 07593」と、プリントされた下行のデータ
と同じものが出てきました。
制御基板の様子↓
![](../../img/img_box/img20151009145435078.jpg)
4段に青く光っているLEDの下に、時計用水晶発振子
のような円柱状のものが見えているでしょ。
これで「振動」を検出していて、ケースを叩く(タップする)
ことで、充電状態を示すLED表示が行われます。
面白いのがこのコード。
![](../../img/img_box/img20151009145714456.jpg)
このバッテリにはUSB-AとマイクロUSBのレセプタクルが
付いています。
USB-Aのほうが電圧出力。
マイクロUSBが充電用の入力になっていて、このコード1本で
充電も出力もできるという仕掛け。
ケースの頭部分にすっきり収まっています。
(ちょっと短いけど)
さて、この充電具合。
5V出力のUSBポートから、このケーブルで電源を供給。
バッテリのマイナス端子に「0.1Ω」の抵抗を挿入して
電流を測りました。
空っぽに放電してから充電開始。
そのグラフがこれ(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20151009150213071.png)
およそ0.85Aで定電流制御された充電が4時間続き、
4.2V到達で定電流充電が終わります。
そこから、徐々に電流値を下げながら1時間15分ほど
経過して充電が終わりました。
ざっと、(0.85A × 4h) + (0.5A × 1.25h)で
「約4Ah」の充電量となり、スペックと合致です。
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2015年10月9日 14時47分
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プリンタシールドを使ったチャートレコーダ
で、ミクナビの内蔵電池の特性を調べています。
電池の「-」側に「0.1Ω」の抵抗を入れて、GND・-端子
間電圧を測ると、充放電電流が見れます。
充放電の様子と電池電圧の変化を記録しているところです。
![](../../img/img_box/img20151007174045873.jpg)
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2015年10月7日 17時37分
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チャートレコーダーのスケッチを修正についての
補足です。
AVRマイコンにおけるC言語特有の問題を解決してくれる
魔法の言葉「PROGMEM」について、ちょいと解説して
おきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
利用できるRAMが小さな組み込み用マイコンの世界では、
「変化しないデータ」(数値や文字、ビットパターン
など)をROMエリアに配置します。
※PCだと、固定データでもRAMに入ります。
なにせRAM上で実行されるんですから。
AVRマイコンなど、ちょいと特殊なマイコンでは、
RAMの読み書きと、ROMに固定したデータへのアクセス
方法が、別命令になっています。
ROMのデータを読み出すだけの命令があるのです。
※ROMには書けませんので、読むだけ。
一般的な「C言語」は、このような特殊な事は想定
されていません。
AVRマイコンの「C」では、この特殊な読み出しが
できるように処理系が拡張されています。
例えば…
(1)4バイトの固定値をROMに配置
const byte data4[] PROGMEM = {
0x01, 0x02, 0x04, 0x08,
};
「const」は、そのデータは固定値だとコンパイラに
指示する型修飾子です。
しかし、AVRマイコンのコンパイラは、これだけでは
データをROMエリアには配置してくれません。
※constだけではデータはRAMに置かれます。
そこに書き込もうとすると、コンパイル時、
そのコード部分にエラーが出ます。
そこで「PROGMEM」という魔法の言葉が出てきます。
これで、そのデータがROM内に配置されます。
さらに、これを読むための関数が用意されていて
1バイトなら「pgm_read_byte」、2バイトのデータ
なら「pgm_read_word」を用います。
ROMとRAMを区別せずにアクセスできるマイコンの
Cなら「d = data4[0]」と書けるわけですが、
AVRマイコンのCでは、「d = pgm_read_byte(&data4[1])」
などと読み出し関数を使い、「&」=アドレス演算子を
用いて、ROM内に配置されたデータの場所を指定します。
ちょいと面倒ですが、AVRマイコン特有のアーキテクチャ
ですので、しかたありません。
※ROM内に置いた文字列を扱う関数も
用意されています。
もちろん、RAMエリアに余裕があるときは、こんな
面倒なことは不要です。
const修飾子を付加して、普通に固定データとして
書いておけばかまいません。
プログラムが走り始めたとき、ROMからRAMへこれらの
データがコピーされ、RAM上のデータとして命令を実
行します。
特殊な読み出し関数も使わなくてかまいません。
ケチくさいですが、無駄に使われる「RAMがもったい
ない」と感じてしまうので、ROMに固定できるところ
はROMに入れておこうということで、プログラムを
書いています。
|
2015年10月7日 17時23分
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プリンタシールドでチャートレコーダ、
Arduino IDEをバージョンアップしたら、「PROGMEM」の
使い方が変わっていたようでプリンタ・シールドの
プログラムにエラーが出るようになってしまいました。
旧来はこんな書式で、固定データをフラッシュ
ROM内に置いていました。
PROGMEM prog_uint16_t feedpls[]={
PROGMEM prog_uchar bit_on[]={
PROGMEM prog_char spd0[] = "5sec/cm";
PROGMEM prog_char *spdmsg[] = {
PROGMEMと「prog_なんたら」で、固定データ
を表してました。
新IDEでコンパイルすると、これらがエラーに。
新しいIDEで通るようにするには、こんな
書式で記述します。
const word feedpls[] PROGMEM ={
const byte bit_on[] PROGMEM ={
const char spd0[] PROGMEM = "5sec/cm";
const char * const spdmsg[] PROGMEM = { …(1)
このうち、(1)は文字列を示すポインタの
固定配列。
大きな修正ではありませんが、ちょいと面倒
です。
※これらの固定データを使っているプログラム
本体のほうは、無修正で動いています。
★修正したプログラム、アップロードしておきました。
・http://act-ele.c.ooco.jp/toukou/prnsld/prnsld01a.zip
・http://act-ele.c.ooco.jp/toukou/prnsld/prnsld02a.zip
★旧スケッチ
・http://act-ele.c.ooco.jp/toukou/prnsld/prnsld_ino_02.zip
※補足
それともう一つ。 「虫」もどきがありました。
チャートの紙送り速度を設定するロータリー型
デジタルスイッチを読むルーチンです。
0〜9の設定値を読み、チャタリングを除去した
安定したデータとしてdsw_rotを書き換えます。
これに微妙なミスがありました。
※修正前の生スケッチ↓
/***** ROT-DSW入力 *****/
// dsw_rotにデータを残す
void ckrotdsw(void)
{
static byte ck = 0;
static byte d;
switch(ck){
case 0:
if(dsw_rot != rddsw()){ // 変化あり ★1
d = rddsw(); // 変化した状態 ★2
tm_dswck = 100; // 100ms
ck++;
}
break;
case 1:
if(d != rddsw()){ // また変わった ★3
ck = 0; // 最初から
}
else{ // 同じ状態継続
if(tm_dswck == 0){ // 100ms経過
dsw_rot = d; // 新状態
f_dswrotx = 1; // 変化ありを知らせる
ck = 0;
}
}
break;
}
}
この処理のまずいところを説明しておきます。
関数rddsw()はデジタルスイッチの値を返します。
★1でその値の変化を見つけて、★2で変化した値を
一時保存しています。
★3では100ms間、値が安定することを見ています。
ここでの★1と★2のタイミングが問題。
普通は、両方とも同じ値です。
しかし、★1のタイミングでパルス的なノイズの飛び
込みがあると、★1と★2の値が異なってしまいます。
★2と★3はノイズが無い前回値です。
つまり、値に変化が無いのに処理が進んでしまい、
変化が無かったのに「変化ありフラグがオン」して
しまうのです。
スイッチを人が操作したときは、結果的に同じ値
で「変化あり」になっても、操作した結果ですので
違和感はありません。
ところがノイズだと、何もしていないのに、紙送り
速度が変わったようだけど、前と同じ設定やんと
なってしまいます。
ということで、この処理でのスイッチ読み出し値は、
途中で変化しないようにしなければなりません。
そこで、次のように、ルーチンの先頭で1回だけ読み
込むだけにします。
処理内でスイッチの値が変化しないようにしておけば
解決します。
※修正後
void ckrotdsw(void)
{
static byte ck = 0;
static byte d;
byte r;
r = rddsw(); // DSW 設定値 ★1
switch(ck){
case 0:
if(dsw_rot != r){ // 変化あり
d = r; // 変化した状態
tm_dswck = 100; // 100ms
ck++;
}
break;
case 1:
if(d != r){ // また変わった
ck = 0; // 最初から
}
else{ // 同じ状態継続
if(tm_dswck == 0){ // 100ms経過
dsw_rot = d; // 新状態
f_dswrotx = 1; // 変化ありを知らせる
ck = 0;
}
}
break;
}
}
これで、ノイズが入って「変化が無いのに変化あり」
となってしまうことが避けられます。
※補足
・ckrotdswはメインループで毎回実行
・tm_dswckはタイマー割り込みでダウンカウント
・メイン処理としてf_dswrotxをチェックし、スイッチの
値に変化があったことを検出している
(変化があると、紙送り速度をプリント)
・Arduino IDE 「PROGMEM」について
|
2015年10月6日 12時01分
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新JISの回路図記号が使われている電子工作関連の本を、
東成図書館であれこれ探してみました。
古い本も多く、なかなか見つかりません。
ほとんどが旧来の記号を使っています。
※CQ出版のはもちろん((笑))
そんな中、あったのがこれ。
![](../../img/img_box/img20150930092139568.jpg)
小峰龍男 著 『「電子工作」のキホン』
(ソフトバンク クリエイティブ)
サブタイトルがあれこれと
「イチバンやさしい理工系」
「初めてでも実例を通してステップアップできる!」
「オールカラー図解でしくみがわかる」
こんな具合に、新JISで回路が描かれています。
![](../../img/img_box/img20150930092327241.jpg)
この中の「回路図は電子工作の設計図 回路図を読む」
というページにこんなことが書いてありました。
電気図記号は、従来JIS C0301という規格が使用されて
いましたが、1997年と1999年にJIS C0617が制定され、随時
新規格に移行するようにしています。JIS Cは、電子機器
および電気機械の部門記号です。現在、学校の教科書や
新規に設計される回路の図記号はJIS C0617に移行してい
ますが、これまでに蓄積された回路をはじめとして、
すべての回路図を一気に新JIS記号へ移行することは困難
で、しばらくの間は新旧JIS図記号の混在が続くことで
しょう。本書では、これから電子工作を始めようとする
方のために、JIS C0617図記号に準拠します。
しかし、こう書いている本でも「ゲートIC」はこのように
なっています。
![](../../img/img_box/img20150930092639113.jpg)
こういった論理ICのアナログ的使用例にこの記号↓
![](../../img/img_box/img20150930093527300.png)
が出てきたら、やっぱしイヤです。
しかし、この図右上の「4uF」のコンデンサ。
残念ながら、この値のコンデンサは売ってませんぜ。
わけワカメの接点記号の解説も出ています。
![](../../img/img_box/img20150930094321057.jpg)
この記号、ぜったいにパッと見て分かりません。
こんなのもあった。
![](../../img/img_box/img20150930094839173.jpg)
「リレーコイルと抵抗器を間違えないように」って、
同じ「□」にするのが間違っているゾ!
・ミス、見っけ!
![](../../img/img_box/img20150930095320468.jpg)
ボリューム外観の「123」は合ってるけど、回路図の
「123」が逆。
これだと、左回しで音が大きくなります。
※関連
・「子供の科学」の回路図記号
|
2015年9月30日 09時17分
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理系・技術系月刊誌の原点、「子供の科学」で、どんな
回路図記号が使われているのか見るために、図書館から
8月号を借りてきました。
![](../../img/img_box/img20150928125646561.jpg)
「LEDでロボット工作」というページから。
マルチバイブレータを使ったLEDの点滅回路がこれ。
![](../../img/img_box/img20150928125747097.jpg)
やっぱし違和感。
・長方形の抵抗
・斜線なしの電解コンデンサ
・線画のLED
現JISのOP-AMPやロジック・ゲートを、こんな調子で子供
への記事で紹介するのはいかがなもんでしょうね。
OP-AMPやゲートICを使った子供の科学の記事を探さな
くっちゃ。
・JISのOP-AMP
![](../../img/img_box/img20150928130742850.png)
・ANDゲート 旧来のとJIS
![](../../img/img_box/img20150928130820424.png)
・インバータ 旧来のとJIS
![](../../img/img_box/img20150928130841618.png)
「1」が入力正論理ということなんだそうですが、
「負論理入力AND = 正論理入力のOR」を直感的に
表現する方法ってあるのかな?
また、「三角」で負論理出力を記した場合、各入力ごと
のわかりやすり正負論理を示す記号って無さそう。
「丸」だとなんとかなりそうです。
しかし、ORやXORの表現が直感的にわからないわ。
こんな回路図はぜったいにイヤ!
※関連
・トラ技の作図能力が落ちている
・1982年の手書き回路図
・回路図での交差信号の描き方
※追記
・「電子工作」のキホン
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2015年9月28日 12時54分
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しょっちゅう使っているものなら「あれ? 調子悪いぞ」
っとすぐ気がつくのですが、年に1回も使うか使わないか
分からないツール、電源を入れて動かないとなれば、
「電池?」 …大丈夫や ありゃ壊れたん?
っと、修理開始です。
まぁ、自分が作ったものですんで、中身はよく分かってます。
で、そのモノはこれ↓
![](../../img/img_box/img20150917153232316.jpg)
自作した簡易型静電気チェッカー。
これが動かない!
なんで? っと調べたら電源スイッチでした。
※電池の右下に見えている
±電源を使うんで2回路のスイッチをつかっています。
オンしてもこれの両回路とも通じません。
外して導通チェッカーで見ても×。
めったに使いませんし、電源スイッチと言っても微弱電流。
オフしっぱなしの状態で、離れた接点表面があかんようになっ
たのか?
オフ側の接点(くっつきぱなし)はちゃんと導通ありでした。
パーツボックスの在庫品のスイッチに交換して、とりあえ
ずは解決。
ケチのついたこのスイッチ、もう使うことも無いだろと、
解体してみました。 (日開のM-2022)
接点、可動部の様子↓
![](../../img/img_box/img20150917153901001.jpg)
スイッチの中からコロリと抜け落ちてきたんで、左右どちらが
接触不良になっていたのかは不明。
そして、接点の固定部↓
![](../../img/img_box/img20150917154020509.jpg)
これの左側のが接触不良になっていました。
上も下も、両方です。
パチパチと何回も動かしたら復旧したかもしれません。
故障原因は、主回路とはまったく関係ない部品でした。
このスイッチ、密閉されたものじゃありません。
使っていなかった(開いていた)接点に皮膜でもできた
のかな。
※関連
・「鈴蘭堂」閉店を聞いて
・OPアンプ1石でできる簡易型静電気検出器
・簡易型静電気検出器の解説
・簡易型静電気検出器 補足
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月17日 15時24分
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電流が流れる回路の接続、コネクタより端子台での接続の
ほうがなんとなく安心できます。
しかし、端子台の種類によってはちょいと注意が必要です。
パーツボックスから出てきたプリント基板用端子台を並べて
みました。
上面から↓
![](../../img/img_box/img20150917092255339.jpg)
裏面(ハンダ付け側)↓
![](../../img/img_box/img20150917092343385.jpg)
ハンダ付けする端子、様々な形状です。
モールドされて「棒」だけ出ているのは安心できます。
気になるのは、絶縁台と曲げられた端子の位置関係。
右奥の緑色のが問題なんです。
拡大↓
![](../../img/img_box/img20150917092731818.jpg)
基板に実装したとき、基板部品面と曲がった端子の
間隔が0.5mmほどしかありません。
片面基板なら問題はないでしょうが、両面基板で、
部品面パターンがこの端子台の近くに来ている場合、
これは気持ち悪い。
※ベタGNDのパターンなど近くに来そうでしょ。
メーカーの形状図に出ていないので、ちょいと注意が
必要です。
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2015年9月17日 09時20分
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回路図CADがまだ無かったころの手書き図を発掘。
トレーシングペーパーにシャーペン、字消し板。
ドラフタに製図板。
夏場の汗が大敵でした。
まずはLED。
![](../../img/img_box/img20150911130130504.jpg)
ちゃんと黒塗り。
筆圧がわかりますかな。
フォトカプラ部は黒塗り。
![](../../img/img_box/img20150911130219258.jpg)
ダイオード付きのデジタルスイッチ。
![](../../img/img_box/img20150911130248492.jpg)
配線接続点の黒丸、目立つよう太く描いています。
まだ「青焼き」コピー(ジアゾコピー)も使ってましたから。
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2015年9月11日 12時59分
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年間予約購読しているんで、昨日届いたトランジスタ技術2015年10月号。
パラパラっとページをめくっていたら、こんな図が…
104ページ。
![](../../img/img_box/img20150910104606585.png)
赤マークしたところ、作画の補助線なのでしょうか
不要な直線が残ったままになっています。
これは何? でっす。
昔に比べると、トラ技編集部の作画能力が下落している
ように感じます。
文はほぼ大丈夫なんですが、図に関しては著者校正しな
いと、とんでもない間違いが出てしまう場合があります。
※追記
この図の突き抜けた補助線、コレを思い起こさせます。
JIS/IECの「LED」記号。
![](../../img/img_box/img20150911085400351.png)
左側のトラ技の書き方でエエやんっと、思っています。
右のは品が無い。
手書きトレース(昔はトレーシングペーパーにドラフタで
回路図を描いてた)でも、黒塗りにしましたぜ。(証拠がいるかな)
白抜きでも、直線を突き通すなんて、品の無いことはしなかった。
(昔の手書き図面、探してみよか)
当然、長方形の抵抗もイヤ!
リレーやスイッチの接点表記もイヤ!
(A接かB接か、一目瞭然じゃない)
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2015年9月10日 10時41分
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家庭用セキュリティ装置の修理依頼がありました。
1988年製。
症状は「電源をオンしてしばらくしたら入力が無いのに
勝手にアラームが鳴る」という内容。
そのアラーム、非常事態の警報で最大音量で
「ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜」。
この「しばらくしたら」というのがクセモノでした。
依頼者からの説明…
「すぐに鳴ることもあるし、1〜2時間してからの
時もある」
装置がこちらにやってきて、まずは症状確認。
しかし、通電を始めても鳴りません。
正常運転が続きます。
しかし、2時間ほど経過したとき、鳴りました。
他の仕事をしてたんで、この装置のことを忘れれてました。
突然鳴った大音量のピ〜ポ〜音、やっぱ、びっくりします。
症状が出たら、追跡開始できます。
ちょいとばかり回路展開してわかった故障原因が抵抗内蔵
トランジスタのリーク。
入力のベース側はオフなのに、コレクタに電流が微妙に
流れて次段をオンしてしまうという故障でした。
ここで使われていたのがこのデジトラ。
![](../../img/img_box/img20150909140638774.jpg)
N4111とN4211とマーキング
マークの型番で調べてもデータが出てきません。
でも、装置は松下製。
松下製のデジトラシリーズを調べるとありました。
UN4111がPNPでUN4211がNPN。
これのPNPのほうがおかしくなっていたのです。
ついでですんで、両方東芝の同等品に交換して修理完了。
アラーム入力用の信号線を、このデジトラが受けてい
ました。
電線に乗ったサージでも入ったのかなと想像しています。
そういや東芝製デジトラの型番は「RN1002」とか付いて
ます。
「2文字目がN」で、なんとなく張り合っていたのかな?
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月9日 13時57分
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使わない100V用平行コードがあったんで、先端に付いていた
プラグを外して置いておこうとしたんです。
ずいぶん古いものです。
「パナ」じゃなく「松下」ブランド。
おまけに、よく見るとこんな「かじりあと」も。
![](../../img/img_box/img20150906172203633.jpg)
ガリガリと、ネズミかな。
で、プラグ中央のネジを緩めると、カバーが上下に分離。
すると、こんな具合にネジどめされた電線が出てきました。
![](../../img/img_box/img20150906172344519.jpg)
中央部を拡大。
![](../../img/img_box/img20150906172405764.jpg)
上側の電線細線がはみ出てて、止めネジに接触しそう。
(してたかどうかは不明)
止めネジを触ったら感電かも、という状態です。
(※私がした作業じゃありません)
このプラグの基本は「圧着」です。
カタログにはこんな具合に、作業方法が記載されています。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20150906172631774.png)
ネジ締めトルクまで規定されています。
![](../../img/img_box/img20150906172722946.png)
ところが、このプラグの「箱」ではこうなっているのです。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20150906172614598.png)
「電線をむいてよじって、ネジを締め付ける」
上の写真、この手順で作業されているようなんですが、
やっぱちょいと危険ですよね。
圧着の材料や工具が無いとき、私がやってるのはこんな
手順です。
「電線をむく」、「電線の先をよじる」
までは同じですが、
「締め付けネジが通るくらいの穴で、先端をループにして
根元をよじる」
です。
いったんプラグの締め付けネジを外してから、この輪の中に
ネジを入れて締め付けます。
これでしっかりと安定します。
![](../../img/img_box/img20150906173409577.jpg)
ネジを外さずに巻きつけるだけでは、しっかり締まりませんし
むいた電線の先端がバラけます。
いかがでしょうか。
※関連
・100V延長コードのコンセントが発熱(放っておいたら発火したかも)
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月6日 17時19分
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あれこれ話題が広がったうそつきACアダプタ、その真の原因を探ろうと
解体してみました。
![](../../img/img_box/img20150906134744788.jpg)
外装樹脂をリュータでギュイ〜ン。 ぱかっ。
![](../../img/img_box/img20150906134801622.jpg)
ぱっと見、まっとうなスイッチング電源です。
![](../../img/img_box/img20150906134828051.jpg)
AC入力側にコモンモード・フィルタも入ってるし。
基板ハンダ面側↓
![](../../img/img_box/img20150906134916427.jpg)
しかし、違和感のある部品が…
![](../../img/img_box/img20150906134944163.jpg)
何? このサビは!?
ハダカのままで通電してみると、二次側の基準電圧(一般
的なTL431)や出力電圧分圧用の抵抗はOK。
けど、このフォトカプラが働いていないのでフィードバック
されていないことが判明。
これをシャープ製フォトカプラに交換したら、ちゃんと
5Vが出てきました。
交換後の出力特性の調査は、また今度。
定格シールの貼り間違いじゃなく、部品の不良が原因
でした。
しかし、なぜフォトカプラの足が錆びた?
他のパーツは大丈夫なのに…
![](../../img/img_box/img20150906135411167.jpg)
※修理後のミクタブACアダプタの特性
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20150907083522542.png)
出力電圧は若干高め。 5.25Vくらい。
負荷電流が定格の2.0Aを超えると出力リップル電圧が増加。
2.4A超で出力電圧がドロップしはじめ、3.0A直前までがんばる。
アダプタとしての効率はあまりよくない。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月6日 13時45分
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亀田水道店君からのHELP。
「ミクナビについてきたACアダプタがおかしい」
「つなぐと電源が落ちる」
とのこと。
ガレージで預かってきたものを仕事場に持ち込み、チェックし
てみました。
・外観
![](../../img/img_box/img20150831143531418.jpg)
・仕様のシール
![](../../img/img_box/img20150831143551911.jpg)
「5V2A」で10W品です。
プラグは「センター・プラス」。
このプラグが特殊で、外径2Φとむちゃ細い。(左側)
右のが、一般に出回っている「2.35Φ」のもの。
![](../../img/img_box/img20150831143726920.jpg)
AC100Vをつないで、まずは電圧チェック。
中心導体にはクズ線を挿入。
ありゃま。 「9V」が出てきます。
負荷をかけてみると1Aちょいまで電流はOK。
ということで、この定格シール、これが間違っているようです。
ミクナビ、9Vを投入しても大丈夫だったんでしょうか?
ちょいと心配でっす。
※2ΦDCプラグ
[ShopU] USB電源ケーブル 2.0mm (特価バルク品)
ここ↑に出ています。
※追記 特性調査
せっかくですんで、このアダプタの特性を調べてみました。
比較対象は手元にあった同じ出力電圧の秋月:GF18-US0920-T。
これは「9V/2A」。
使用ツールはArduinoを使ったACアダプタ試験回路。
※トラ技2014年9月号、それと
トラ技アーカイブス:ウィークエンド電子工作記事全集に載ってます。
さて結果。 (クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20150902102348277.png)
「-1」が秋月のACアダプタ。
「-2」が「ミク」のアダプタ。
秋月のは「2.8A」到達でこのアダプタ内部の保護回路が
働きました。
それで、出力停止。
試験回路の定電流制御エラーで計測処理が自動停止
しました。
ミクのはだらだらと電圧低下したので、負荷電流2A到達で
試験を停止させています。
特性の違い、一目瞭然ですね。
スイッチング電源回路としての、効率が違います。
※グラフの右側目盛、リップル電圧のフルスケールは
10Vじゃなく1Vです。
秋月のなら1.6Aくらいのところで70mVほど。
ミクのは200mV超。
※さらに追記(2015-09-03)
トラ技の原稿を引っ張り出してきまして「トランス方式
ACアダプタ」の測定例を示します。
探し出したのは、定格電圧9Vのを3種。
定格出力電流は左から500mA、300mA、450mAとなっています。
![](../../img/img_box/img20150903122901008.jpg)
その測定結果がこれ。
スイッチング方式のアダプタとは、まったく違います。
(クリックで拡大↓)
![](../../img/img_box/img20150903123004012.png)
定格電流のポイントでの電圧とリップルを
ピックアップします。
450mA 9.2V 0.7V
300mA 8.5V 0.5V
500mA 9.0V 1.0V
無負荷だと13V前後あったのが、負荷電流が大きくなる
につれて出力電圧がだらだらと低下。
定格電流になると、定格電圧付近の電圧に落ち着くという
具合です。
リップル分も、負荷電流の増大とともに増加します。
※2015年09月06日追記 原因判明!
うそつきACアダプタ、原因はお前か!
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2015年9月3日 12時31分
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導通チェッカーの検出抵抗値、1Ωを目指すで実験していました、
直流増幅回路、そのキットと完成品の頒布がまとまりましたので
お知らせします。
※仕事場のページ:マイコン型導通チェッカー組み立てキット
は順次、書き換えていきますので。
■アンプ付き導通チェッカー(キット/完成品)の頒布価格
について (税込み)
・従来品・キット : 3,600円 (アンプ無し)
・従来品・完成品 : 4,628円 (アンプ無し)
・アンプ付きキット : 4,140円 (新価格)
・アンプ付き完成品 : 5,220円 (新価格)
■内容
・従来、未実装だった「IC3:NJU7001」のところに、
Auto-Zeroed OP-AMP「MCP6V01」を実装して、およそ
11倍のゲインをかせぎ、導通ありと判断する抵抗値を
下げて感度を上げます。
・キットには、MCP6V01(表面実装IC)をあらかじめハンダ
しておきます。
・以下の部品を追加します。
IC3 : MCP6V01 ハンダ付け済み
R7 : 10K
R8 : 100K
R9 : 1K
C3 : 0.1uF
JP1 : SS-12SDP2 スライドスイッチ
■組み立て
・参考回路図 (クリックで拡大↓)
・R7,R8,R9,C3を実装します。
・JP1はSW1と同じようにハンダ面側に実装します。
・VR1は使いません。
・JP1の位置決めは、写真のようにスルーホールに
シャーペン芯を挿し込み、ケースの底面に穴あけ
位置を印します。
![](../../img/img_box/img20150831135544102.jpg)
・ケース底面には、SW1用とJP1用2つの穴が開きます。
![](../../img/img_box/img20150831135635582.jpg)
・JP1用の穴は、四角より長円穴のほうが加工しやすい
(細丸ヤスリで削る)です。
![](../../img/img_box/img20150831135807818.jpg)
↑長円のほうが加工が楽
![](../../img/img_box/img20150831135823499.jpg)
※注:屋外作業で使うことが多い場合など、底面の穴を
嫌うようでしたら、SW1およびJP1は部品面にハンダして
ください。
操作するときはケースの止めネジ(4本)を外さなければ
なりませんが、底面から入る水が避けられます。
・制御ソフトなどはこれまでどおりです。
この回路の追加改造により、
短絡〜1Ω台 : 連続報知
2Ω〜5Ω : 断続報知
となり、導通チェック時の抵抗判断が、より小さくなって
例えば、リレーのコイルやトランス巻線の抵抗を判断で
きるようになります。
また、スイッチの接触不良など、微妙な判断をする場面で
役立ちます。
■注文時の記載
「マイコン型導通チェッカー」「キット」あるいは
「完成品」に加え、「アンプ付き」と記載してください。
・アクト電子への注文方法
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2015年8月31日 13時32分
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・電子回路工作 /
・行商(ジャンク部品頒布) |
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2015年8月27日 08時35分
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